ふるさと納税サイト『ふるなびトラベル』の使い方とそのメリット・デメリットをご紹介します!
前提:還元率だけで見ればふるなびトラベルは損かも。でも大きなメリットあり
ふるなびトラベルの還元率は、おおむね30%です(参考)。
一方ふるさと納税の返礼品には、兵庫県三木市の小天温泉「那古井館」 ペア宿泊券 <和洋室> 1泊2食付(還元率54%。10万円の寄付で1泊54000円相当の部屋に宿泊できる)など、還元率が30%を超えている旅行券・宿泊券があります。
また、楽天ふるさと納税でもらえる楽天トラベルクーポンは返礼品の還元率は同じですが、お買い物マラソンや楽天スーパーセールの対象になるので、キャンペーンも含めるとやはりふるなびトラベルより還元率が高くなっています。
このため、単純に還元率だけでお得度を見ると、ふるなびトラベルはお得ではありません。
ただ一方で、他の旅行券とは異なり、
・宿泊だけでなく、飲食やアクティビティにも使える
・有効期限が無制限(他の旅行券の有効期間は半年~1年程度がほとんど)
・国の旅行支援策や各種旅行キャンペーンと併用可能
といったメリットがあります。
利用料の決済をオンライン決済ではなく現地決済にしなければならないというデメリットはありますが、それでも期限がないことと利用の選択肢が圧倒的に広いこと、そして他のキャンペーンとの併用利用が可能というのは大きなメリットです。
ふるなびトラベルの概要
返礼品還元率 | 30% ※ふるなびのキャンペーン参加でさらに10~20%程度追加還元 |
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ポイント付与日 | 即時 |
利用期限 | 無期限 |
利用対象 | 提携宿泊施設、一部の飲食店やアクティビティ |
利用方法 | 宿泊施設でのチェックアウト時に、QRコードを提示してふるなびトラベルポイントで決済 |
ふるなびトラベルの仕組み・使い方
- ふるなびトラベルで希望の宿泊施設・飲食店がある対象自治体にふるさと納税を行う
- 寄附額の30%分のトラベルポイントが発行される
- 現地決済を選択し、好きな予約サイトで『1』で探した施設に利用予約
- アクティビティ利用時やホテルチェックアウト時にQRコードを提示してトラベルポイントで支払い(一部をトラベルポイント、残りを現金などで決済ということも可能)
ふるなびトラベルのお得な点・損な点(メリット・デメリット)
先ほども簡単に触れましたが、他の旅行券・宿泊券と楽天トラベルクーポンを比べた際のメリット・デメリットを簡単に整理します。
- ポイントの利用期限がないため繰り越しや積み立てが可能
- 宿泊以外にもグルメや体験にも使えるので利用範囲が広い
- 国の旅行支援策や各種旅行キャンペーンとの併用が可能
- 利用可能な施設が限定されている
- 宿泊予約は別途行う必要がある
- 現地決済のみの対応で、事前決済には使用できない
ふるなびトラベルのメリット
ポイントの利用期限がないため繰り越しや積み立てが可能
ふるなびトラベルでもらえるトラベルポイントには、期限がありません。
このため、たとえば
1. 毎年あまった1万円を寄付して3000ポイントずつもらう
2. 5年間かけて15000ポイント貯めてホテルの宿泊代金に使う
といったことも可能です。「寄付額の枠があまったらとりあえずふるなびトラベルでポイントに変えて、ポイントを貯めておく」といった使い方ができます。
宿泊以外にもグルメや体験にも使えるので利用範囲が広い
冒頭でも少し触れましたが、同じような仕組みのものに、楽天ふるさと納税の楽天トラベルクーポンがあります。
キャンペーンの還元率で考えれば、楽天トラベルクーポンのほうがお得なことは多いですが、利用範囲で言えばふるなびトラベルに分があります。
楽天トラベルクーポンは宿泊施設に特化していて、宿泊代金の支払いにしか使えません。
一方、ふるなびトラベルは飲食店やアクティビティにも使えます。飲食店やアクティビティにも利用したいのなら、ふるなびトラベルがとても便利です
国の旅行支援策や各種旅行キャンペーンとの併用が可能
ふるなびトラベルからもらえるトラベルポイントは、現金決済の際に使えるポイントです。クーポンなどではないため、旅行キャンペーンのほか、災害時などに国が行う旅行支援である『北陸応援割』や『復興応援割』などと併用可能です。
ふるなびトラベルのデメリット
利用可能な施設が限定されている
ふるなびトラベルでもらうトラベルポイントは、ホテルや飲食店、アクティビティに使えますが、どんな施設でも使えるわけではありません。
利用できる施設は限定されているので、ふるなびトラベルの提携店一覧より、利用できるか店舗を確認しておく必要があります。
各種予約は別途行う必要がある
トラベルポイントは、現金決済の際に使えるポイントというだけですので、宿泊やアクティビティなどの予約は、楽天トラベルやじゃらんなどの予約サイトで別途行う必要があります。
現地決済のみの対応で、事前決済には使用できない
現在、多くのホテルやアクティビティが予約時の事前決済に対応していますが、トラベルポイントは事前決済では利用できません。
このため、トラベルポイントを使いたい場合は、予約時に『現地で現金決済』を選択する必要があります。
ふるなびトラベルでふるさと納税するならいつがお得?
ふるなびトラベルは、ふるなびのキャンペーンにエントリーしておくと、寄付金額に対してキャンペーンのポイント還元も行われます。しかも、ふるなびで寄付を行うことよりも多くのポイント還元が行われる可能性が高いです。
そして、このふるなびのキャンペーンは2023年のメガ還元祭(最大30%還元)のように、11月や12月に高くなりやすい傾向があります。このため、ふるなびトラベルを利用するなら11,12月がおすすめです。
ふるさと納税でもらえるふるなびトラベル利用時の注意点
ふるなびトラベルは『現地決済』しかできません。このため、利用前に以下の点をしっかりと確認しておくことが重要です。
- 宿泊予約時は必ず現地決済を選択すること
- 提携施設でのみ利用可能なため、事前に確認が必要
- ポイント利用時はQRコードを提示する必要がある
ふるなびトラベルに関するよくある疑問
Q: ポイントは分割して使えますか?
A: はい、ポイントは少しずつ分けて使うことができます
Q2 他の支払い方法と併用できますか?
A: はい、クレジットカードや現金との併用が可能です
Q: GoToトラベルなどのキャンペーンと併用できますか?
A: はい、GoToトラベルや各地の観光キャンペーンと併用いただけます
Q:ポイントを寄付した自治体と別の地域で使えますか?
A: 使えません。寄附した地域の提携施設でのみ利用可能です