2024年12月19日にオープンしたAmazonふるさと納税は新規参入にも関わらず、1000を超える自治体が参加し、寄付金額1500円で貰えるサランラップなど、独自の返礼品も充実しています。
この記事では、そんなAmazonふるさと納税のメリット・デメリットとその使い方をご紹介します!
Amazonふるさと納税の概要
掲載自治体数 | 約1000 |
---|---|
掲載返礼品数 | 約30万 |
もらえるポイント | Amazonポイント
dポイント |
Amazonふるさと納税は、Amazonの豊富な物流網を活かし、最短翌日に返礼品が届くという今までなかったサービスを実現したふるさと納税サイトです。
また、楽天ふるさと納税やyahooショッピングふるさと納税と似た作りになっており、Amazonで通常のお買い物をするのと同じような感覚でふるさと納税も行うことができるため利用が非常に手軽です。
加えて、新規参入にも関わらず、1000を超える自治体が参加し、返礼品も豊富に揃えられており、独自の返礼品として寄付金額1500円で貰えるサランラップやJTBの旅行クーポンなどももらえます。
ただ一方で、楽天ふるさと納税などと比べるとキャンペーンの還元率は低く、お得さで言えば一歩劣っている印象があります(とはいえ、『新規dアカウント連携・5,000円以上の寄付で5倍のdポイント還元』キャンペーンがあるので、5%程度は還元されます)。
Amazonふるさと納税のお得な点・損な点(メリット・デメリット)
Amazonふるさと納税のメリット・デメリットを簡単に整理します。
・最短翌日に届く配送速度
・Amazonふるさと納税限定の返礼品が豊富
・Amazonポイント・dポイントが最大で寄付の7%還元される
・ごくまれに寄付額が他サイトより安い返礼品がある
・ふるさと納税以外でもらった人の感想も確認できるから口コミが豊富
・Amazonでの買い物感覚で利用できる
・キャンペーンの還元率が低め
・支払い方法がクレジットカードかデビットカードのみ
Amazonふるさと納税のメリット
最短翌日に届く配送速度
Amazonふるさと納税では最短、翌日に返礼品が届きます。しかも、その対応可能な返礼品が豊富(翌日お届けの返礼品一覧)。
これまでのふるさと納税では、自社で配送業務も行っているさとふるや楽天ふるさと納税が比較的配送時間が早かったのですが、それらとも比べ物にならない速度です。
Amazonふるさと納税限定の返礼品が豊富【少額の日用品も充実】
Amazonは限定返礼品だけでも、400以上の種類があります(参考:Amazon限定の返礼品一覧)。
しかも、その独自返礼品も微妙なものではなく、1万円台の寄付額でもらえるモバイルバッテリーや1500~1万円台でもらえるティッシュやサランラップなどの日用品など、他にはない魅力的なものがそろっています。
Amazonポイント・dポイントが還元される
・Amazon Mastercardでの寄付で2%分のAmazonポイント還元(プライム非会員は1.5%)(2%還元)
が利用できれば、通常のポイント還元1%に加えてdポイントが還元されます。楽天ふるさと納税やふるなびに比べるとキャンペーンの還元率は低めですが、キャンペーンによるポイント還元が全くないサイトに比べればお得です。
ごくまれに寄付額が他サイトより安い返礼品がある
氷温(R)熟成の黒毛和牛 焼肉用 800gのように、楽天ふるさと納税、ふるなび、ふるさとチョイスでは寄付額14000円なのに対し、Amazonふるさと納税では寄付額12000円など、他のふるさと納税サイトより寄付額が安いことがあります(それぞれ、寄付額が確認できるよう返礼品のページにリンク貼っています)。
これまでは基本的に、差がある場合は楽天ふるさと納税が1番少ない寄付額であることが多かったのですが、Amazonふるさと納税はそれよりも少ない寄付額であることがあります。
■寄付額差のある他の返礼品例
返礼品 | Amazon | 楽天 | ふるなび |
---|---|---|---|
ソフトハニカム プレミアムタオル 10枚 | Amazon | 楽天 | ふるなび |
うまかポーク切り落とし | Amazon | 楽天 | ふるなび |
[PROEVO] アルミスーツケース L | Amazon | 楽天 | – |
※寄付額差があったのは2024/12/25時点の情報です
なお、現状でも『必ずAmazonふるさと納税の寄付額が少ない』というわけではありません。当サイトで調査したところ、Amazonふるさと納税より楽天ふるさと納税や他サイトのほうが寄付額が安い返礼品もありました。
ただ、確率的で言えば、Amazonふるさと納税の寄付額が1番少ないことが多めです。
※そもそも、ほとんどの返礼品でサイト間の寄付額に差はありません。寄付額差がある返礼品は全体の数%程度です
ふるさと納税以外でその商品をもらった人の感想も確認できるから口コミが豊富。人気の返礼品が探しやすい
Amazonふるさと納税の返礼品ページでは、ふるさと納税をした人だけでなく、その商品を普通にお買い物で買った人の口コミも見れます。
例えば以下は、寄付額3000円のトイレットペーパーの返礼品をAmazonふるさと納税公開直後の12/20にチェックしたものなのですが、公開直後にも関わらず、6000以上のレビューがあります。
これは、ふるさと納税を行った人だけなく、通常のお買い物の人のレビューも表示されているためです。
他、Amazonふるさと納税の肉の返礼品一覧を見てみても、以下のように大量の口コミがあります。
このため、多くの人の口コミを参考にしながら、より評価の良い・人気の返礼品を手軽に探せるようになっています。
Amazonふるさと納税のデメリット
キャンペーンの還元率が低め
Amazonふるさと納税は最大でも還元率が6%なので、買い回りで10%還元されるお買い物マラソンなどがある楽天ふるさと納税や、超PayPay祭が活用できるヤフーふるさと納税などに比べると還元率が低めです。
支払い方法がクレジットカードかデビットカードのみ
Amazonふるさと納税ではクレジットカード・デビットカードしか支払い方法がありません。
- PayPay
- 現金払い
- 銀行振り込み
などで支払いたい場合は、他のふるさと納税サイトを利用する必要があります。
Amazonふるさと納税でふるさと納税するならいつがお得?
まだデータが少ないため断言はできませんが、楽天ふるさと納税やyahooショッピングふるさと納税などと同じく、Amazonふるさと納税もAmazonのキャンペーンが利用できる可能性は高いです。
このため、7月のプライムデーの時期が来年は一番お得かと思います。プライムデーの時期は、何らかのお得なキャンペーンが同時開催されますので(あくまで予想です)。
なお、Amazonのセールには、10月のプライム感謝祭や11月のブラックフライデーなどもありますが、総務省の通知により、2025年9月でふるさと納税に対するすべてのポイント還元は終了となるので、10月以降のセールはふるさと納税に関係しません。
Amazonふるさと納税のお得なおすすめ返礼品は?
Amazonふるさと納税では、お得なAmazonふるさと納税限定返礼品があります。また、還元率の高いお得な返礼品が欲しい方は、『Amazonふるさと納税のコスパ還元率ランキング』でコスパの良い返礼品を探してみてください。
Amazonふるさと納税利用時の注意点【寄付後のアンケートへの回答必須】
Amazonのふるさと納税では、寄付後、上記のようなアンケートに答える必要があります。
Amazonに登録している請求先の氏名・住所と寄付者の住所が異なる場合はアンケートで修正
ふるさと納税にて税金の控除を受けるためには、住民票に記載の氏名・住所の登録が必要です。
そして、Amazonふるさと納税で寄付をすると、Amazonで利用している請求先の氏名・住所が寄付者の住民票に記載の氏名・住所とみなされます。
これを訂正したい場合には、寄付の申込完了後に表示されるアンケートで氏名・住所を訂正しておく必要があります。
ワンストップ特例制度の利用は寄付後のアンケートに回答する必要あり
ワンストップ特例を利用したい場合は、寄付後のアンケートで、『ワンストップ特例を利用する』にチェックを入れる必要があります。
こちらの総務省のページからもワンストップ特例の申請書はダウンロードできますが、自治体から送られてくるものに比べると自分で記入する箇所が多くちょっと面倒なので、チェックを忘れないようにしましょう。
Amazonふるさと納税まとめ
Amazonふるさと納税は、新規参入ながら、最短翌日に届く配送速度と豊富な独自返礼品を用意してきました。
一方で、まだ他のふるさと納税サイトに比べてキャンペーンの還元率が低めというデメリットもあります。
また、他サイトに比べてAmazonふるさと納税は自治体の払う手数料が低いので(詳細)、将来的には、手数料が低い分、他のサイトより寄付金が少なくて済むようになったり、よりお得な独自返礼品が増えるかもしれません。
Amazonふるさと納税独自の返礼品は、Amazonふるさと納税の大きな特徴の1つなので、まだチェックしていないかたは一度チェックしてみてはいかがでしょうか。