ふるさと納税で心配なのが、詐欺。
大手サイトに偽装したり、魅力的な新しい返礼品を用意した新サイトのようにみせかけたり、年々手口は巧妙化しています。
例)宮崎県日南市へのふるさと納税サイトを偽装したサイト『ATLIFESHOP』
これら偽物のふるさと納税サイトで寄付をしても、返礼品は送られてきません。そして寄付金の控除もされないので、寄付した金額を全て損してしまいます。
ふるさと納税でお得に節税をしようと思っていたのに、詐欺に遭って損してはたまりません。
そこでココでは、ふるさと納税のサイトが信用できるかどうか見極める方法をご紹介します。
口コミや評判がある=信頼できるとは限りません。ふるさと納税は高額なので、もっと確実な方法を
まず、前提として、口コミや評判は嘘をつくことができます。
さもそのサイトでふるさと納税をしたかのように
- ブログ記事を書いたり
- Twitterで呟いたり
- インスタに投稿したり
することができてしまいます。
『ふるさと納税詐欺のためにサイトを作る』なんてことまでやる奴らにとって、嘘の口コミを作ることくらいなんでもないことでしょう。
ネット上で口コミがある=信頼できるサイトではありません。
また、『割引きやタイムセールをしているサイトにご注意ください』と呼びかけている自治体もあります。
たしかに、ふるさと納税では『割引』はありえません。なので、『寄付額の割引をしている=怪しい』というのは間違っていません。でも、『割引きをしていない=信用できる』というのわけでもありません。
また、『大手企業が運営している』とそのふるさと納税サイトに書いていても、すぐに信用するのはNGです。勝手にそのサイトが書いているだけの可能性がありますので。
じゃあ、どうやって詐欺サイトか見極めるのか。
見極める方法は、対象となるサイトが
- 新しいサイトを装ったふるさと納税詐欺サイトか
- 大手サイトを装ったふるさと納税詐欺サイトか
によって異なります。
それぞれ、紹介します。
新サイトを装ったふるさと納税詐欺を見極める方法
新しくできたふるさと納税サイトが
- 詐欺サイトか
- 信頼できるサイトか
を見極めるのに、1番確実なのは、連携しているはずの自治体の公式ページを見ることです。
ふるさと納税で税金の控除をしたり返礼品を送ったりすることは、自治体と提携していないと絶対にできません。
だから、その調べる対象のサイト上に掲載されている自治体の公式ページを見て、『このサイトは自治体が公式に認めたサイトなのか?』ということを確認するのが1番確実です。
自治体の公式サイトなので、詐欺師も偽装することができないので。
では、1つ調査したサイトの例を挙げて、手順をご説明します。
例)ふるさと本舗(以下手順で調査した結果、信頼できるとわかったサイトです)
サイトを見ると、
- 宮崎県都農町
- 北海道白糠町
などと提携しています。
このサイトが問題ない、正式なふるさと納税サイトでしたら、それぞれの自治体で『このサイトと提携している』という記載があるはずです。
そこで、宮崎県都農町の公式サイトをまず見てみます。
すると、以下のような記載があります。
『ふるさと本舗』と名前があります。このサイトは、都農町が公式に認めたサイトです。
自治体が公式に認めているサイトですので、詐欺はありえません。なので、ふるさと本舗は間違いなく正式なふるさと納税サイトです。
次に、念のため白糠町のふるさと納税公式サイトも確認してみます。すると…
ない!
「……あれ?ないってことはひょっとしたら危ないんじゃ?」と思うかも知れません。
ご安心を。実は、自治体のサイトは更新が遅いので、『提携しているはずなのに載っていない』ということはよくあるんです。
なので、『自治体サイトに載っていない=詐欺サイト確定』ではありません。自治体サイトに載っていない場合は、更新が追いついていない可能性がありますので、直接自治体のふるさと納税担当に電話してみましょう。
この『ふるさと本舗』においても、白糠町ふるさと納税サポート室(0955-53-8860)に電話したら『更新が間に合わずサイトには載っていないけど、提携している』と教えてくれました。
各自治体の担当者も、ふるさと納税詐欺があることは知っていますので、「ふるさと納税詐欺が不安なので、○○というサイトと提携しているか教えてください」と聞くとちゃんと教えてくれます。
新ふるさと納税サイトが信用できるか確認する方法まとめ
- 自治体公式サイトに載っているか確認するのが1番確実
- 自治体公式サイトに載っていない時は電話して確認
大手サイトを装ったふるさと納税詐欺を見極める方法
ふるさとチョイスやさとふる、楽天のふるさと納税、そして自治体公式のふるさと納税サイトに似せて作られた詐欺サイトもあります。
大手に似せて作られた偽物のサイトかどうかを見極めるには、URL(ドメイン)を見るのが確実です。
たとえば楽天でしたら、グーグルの検索画面では以下のように表示されます。
また、アドレスバーでもURLは確認出来ます。
大手のふるさと納税を真似した詐欺サイトは、そのサイトの画面を見ただけではわからないよう、巧妙に作られています。なので、サイトを見ただけではわからない可能性があります。
大手サイトを使う際も、寄付の前に1度URLを見て、「ほんとにこのサイトは正しいサイトなのか?」と確認するといいかと思います。
ふるさと納税詐欺を見分ける方法まとめ~自治体公式サイトとURLを要チェック~
ふるさと納税は、実質2000円で各自治体の返礼品がもらえるとてもお得な制度です。
ただ、それを悪用して「楽してもうけてやろう」なんて思っている悪いヤツもいますので、だまされないようにしっかり自衛しましょう!
自分だけが詐欺にあって損しちゃうなんて、やってられられませんからね。
(参考)筆者が確認済みのふるさと納税詐欺じゃないサイト一覧
「いちいち自分で調べるのは面倒!」という方向けに、筆者が『詐欺サイトじゃない』と確認済みのサイトを紹介しておきます。
「詐欺じゃないかを自分で調べるのはめんどくさい」というかたはご活用下さい。
大手のふるさと納税サイト
新しいふるさと納税サイト
サイト名 | 掲載商品・強み | 調査記事 |
---|---|---|
F-STYLE | エルゴなどの赤ちゃん、ファッション用品やドンペリなどを扱う。 | F-Style調査結果 |
ふるさと本舗 | 定期便の返礼品が豊富。 |
ふるさと本舗調査結果 |
Wowma! ふるさと納税 | KDDIが運営。auのWalletポイントを利用して寄附ができます | Wowmaふるさと納税調査結果 |
さとめぐり | 山口県のふるさと納税サイト。クオカードがもらえるキャンペーン実施中(2018年12月現在)。 | さとめぐり調査結果 |
noma-sytle (終了済) |
運営終了。一部の返礼品はF-Styleに受け継がれています。 | noma-sytle調査結果 |